SDGs SDGsの実現に向けて

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国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、ダイダンでは、ESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮したさまざまな企業活動に取り組むことで、SDGsの達成に取り組んでいきます。

SUSTAINBLE DEVELOPMENT GOALS

REGENERATIVE MEDICINE 再生医療の「創薬~製造~治療」を支援

豊かで持続可能な社会の実現に医療分野の発展は必要不可欠です。特に、再生医療分野は、従来の医療技術では解決できない治療を実現することが期待されています。ダイダンはグループ会社のセラボヘルスケアサービス株式会社(以下、セラボHS社)とともに、再生医療の『創薬〜製造〜治療』において最前線の現場を支援することで業界の発展に寄与いたします。
セラボHS社は、ガイアバイオメディシン社が開発した「難治性希少疾患向けがん免疫細胞療法」に用いられる治験薬の出荷を昨年度より開始しました。治験薬の製造は、再生医療等製品製造業許可を取得した製造所「セラボ殿町」(許可番号:第14FZ110006号)にて実施しており、2025年度も順次出荷を予定しています。
本事業の順調な展開を受け、顧客ニーズが高い小ロット製造にも柔軟に対応できる新たな細胞製造拠点「セラボ川崎」を開設しました。当社が開発した細胞培養加工ユニット「オールインワンCPユニット®(AIO)」を採用することで、事業スピードに応じたフレキシブルな製造環境の拡張を実現しました。本施設はレンタルもしており、お客さまと対話をする中でご要望の声が高かった細胞製造時の「運用支援」をレンタルに組み合わせた新サービス「ふらっとAIO®」の提供も開始しました。

ハード(環境構築)とソフト(運用支援)のトータルソリューション

高度な医療を提供する過程では、医療機関の他に製造所や研究機関などでも用途に合わせたクリーン環境が求められます。いずれの施設も運用のイメージが明確でないまま設備を構築した場合、実際に運用を開始してから不備が生じ、結果として負担の大きい運用管理を続けざるを得ないケースが少なくありません。
セラボHS社では、ダイダンの施工ノウハウを踏襲した施工部門と細胞製剤の製造受託サービス部門がこれらの課題を解決します。ハード(環境構築)とソフト(運用支援)のプロフェッショナルがタッグを組むことで、設計から実運用まで設備と運用のバランスを最適化したプランを一貫してご提案しています。
また新設した細胞製造拠点「セラボ川崎」では、再生医療分野にて研究開発から上市を目指すベンチャー企業や研究機関に向けて、治験薬製造サポートサービス「ふらっとAIO®」を提供しています。ふらっとAIO®は、研究開発から治験薬製造へ踏み出すお客さまの状況や計画、製造段階などに応じたソリューションを提供するサービスです。例えば、細胞製造全般のサポートを希望するお客さまには、小ロット製造環境の設備レンタルから細胞製造ノウハウの習得支援までハードとソフトのトータルサポートを行うなど、お客さまごとに選べるプランで治験薬製造を支援いたします。施工・製造受託に続く新たなツールとして、ダイダンはお客さまへ創造価値を提供いたします。

ダイダンとCellabの関係図 ふらっとAIO 図

SUPERCRITICAL CO2 超臨界CO2※を活用した取り組み

超臨界CO2は、環境負荷が大きい有機溶剤の代替となるグリーン溶媒として期待されています。
この超臨界CO2を利用して、今まで再生することができなかった有機ガス用エアフィルタの洗浄再生技術を開発し、実用化しています。また、超臨界CO2技術の新たな適用に向けた取り組みも行っており、社会の環境負荷の低減に貢献する技術開発を積極的に推進しています。

  • 超臨界CO2:CO2を温度31.1℃、圧力7.4MPa(74気圧)以上にした状態のCO2であり、気体の浸透性と液体の溶解性を併せ持つ流体

半導体工場向けフィルタ再生サービス

半導体工場では、空気をきれいにするために、大量のエアフィルタがさまざまな製造プロセスで使用されていますが、エアフィルタは寿命に達すると使用済み品として廃棄物処理されます。
ダイダンでは、この使用されたエアフィルタを洗浄再生し、お客さまに返却するクリーニングサービスを行っています。再生されたエアフィルタは、新品のエアフィルタの製造と比較して、交換費用を30%削減することが可能です。また、エアフィルタは再利用するので、廃棄物が発生せず、CO2排出量で換算すると、新品製造と比較して、30%のCO2排出量の削減につながります。

エアフィルタ再生プラント 図
再生エアフィルタ利用時の効果 図
再生エアフィルタ利用時の効果
※再生回数は5-6回を基準にしています。それを超えた場合は廃棄となります

超臨界CO2技術の展望

独自のエアフィルタの再生技術を2014年に実用化し、国内最大級の超臨界CO2プラントやその運用にて得られたさまざまなノウハウを保有しています。これまでにも洗浄や抽出、殺菌などのプロセスへの適用を幅広く検討しています。
超臨界CO2は、クリーンな溶媒であり、環境負荷低減や脱有機溶媒などの社会背景から、特に環境にやさしい溶媒として活発に応用研究が行われています。今後も、この超臨界CO2技術を活かし、社会課題を解決する新たな適用先について推進し、環境と社会に貢献いたします。

CONTRIBUTION カーボンニュートラルへの取り組み

近年、建築業界では、建物の脱炭素化が大きな課題となっており、年間エネルギー収支ゼロを目指すZEB(Net Zero Energy Building)の普及拡大が重要となります。また、ZEBのような温室効果ガスの排出量と吸収量を同じにする取り組みだけでなく、排出量を吸収しきれなかった温室効果ガスの低減も重要な取り組みになります。自社の保有技術を活かしたブルーカーボン※創出のプロジェクトに参画し、包括的な観点からカーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。

  • ブルーカーボン:海洋生態系が光合成によりCO2を取り込み、その後海底や深海に蓄積される炭素のこと

ZEBリーディングカンパニーとして

政府のエネルギー基本計画では、2030年までに新築建物、2050年までにストック平均でZEB基準の省エネ性能を確保することを目指しています。
ダイダンは自社ビルのZEB化を進めリーディング・オーナーとして広く情報発信を行うとともに、自社ビルでの知見を活かし、設計施工に限らずZEBプランナーとしてお客さまが新築、改修でZEB化する際のプランニングや運用などのコンサルティングを積極的に行っています。2024年は、京都フィナンシャルグループMUKOUビル新築『ZEB』化のコンサルティングを手がけました。本建物の一部は京都府の脱炭素社会実現に向けた取り組みの一つとして、脱炭素スタートアップ向けインキュベーション施設としても使用されます。

新築『ZEB』:京都フィナンシャルグループMUKOUビル
用途:銀行、事務所等 規模:延べ床面積1,616m2 地上3階
高効率エアコン、照明制御、Low-E複層ガラスなど汎用的な技術の効果的な組み合わせと、太陽光発電による創エネにより、一次エネルギー消費量を100%削減し『ZEB』を達成しました。

ZEBリーディング・オーナーとして

ZEBを実現した先進的な建物のオーナーである「ZEBリーディング・オーナー」に登録され、お客さまにZEB建物を見学・体験していただくなど情報発信し、ZEB普及に貢献しています

ZEB LEADING OWNER
導入実績
ZEB建物保有件数 5件

ZEBリーディング・オーナーとして

「ZEBプランナー」に登録されており、お客さまへZEB化の提案・プランニング、設計施工および運用などのコンサルティングを行っています

ZEB PLANNER
プランニング実績
ZEB 13件

ブルーカーボン創出の取り組み

養殖業を含む国内の総漁獲量は1984年のピークから3分の1と減少の一途をたどっています。この要因の一つとして、海洋生物の生育場である「藻場※」の著しい減少が挙げられており、大きな問題となっています。藻場は海の生物多様性維持に重要な機能を果たすだけでなく、ブルーカーボンを貯蔵する役割もあるため、カーボンニュートラルの観点からも必要不可欠な存在です。
ダイダンは、産学官連携のもと瀬戸内海の藻場の保全・再生の取り組みである「瀬戸内渚フォーラム」に参画しています。当社の建築設備工事業で培った流体解析技術を活かし、藻場の生育に最適な条件の解明と再生に取り組み、持続可能な社会への貢献と新たな事業創出の探索を行います。

  • 藻場:海藻、海草が茂る場所。生き物の産卵場所や餌場、外敵から身を守る場となり、「海のゆりかご」ともよばれる
瀬戸内渚フォーラム記者会見(2024年9月25日)
藻場の生育状況の調査写真

OTHERS そのほかの取り組み

環境への取り組み

持続可能な地球環境の構築に寄与します。

  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

社会への取り組み

お客さま満足度の向上のため品質の確保に取り組みます。

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

協力会社の活動を通じて問題解決を測り、継続的案改善に取り組みます。

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

社員一人ひとりを尊重し、ワークライフバランスを推進します。

  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう

責任ある企業市民として、業界や地域のために様々な社会貢献活動に取り組みます。

  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任

コーポレート・ガバナンス

持続的な企業価値の向上を図るため、コーポレート・ガバナンス体制の継続的な充実強化に努めます。

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

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